【2つのルートが存在】相鉄線の直通運転はどんな仕組み?鉄道初心者向けに解説。

東急JR直通線 直通運転

こんにちは、hikariです!(プロフィールはこちら)

今回は、以下の悩みを解決する記事をつくりました。

  1. 相鉄直通が始まったけど、どこを通るのか分からない。
  2. JR直通と東急直通のちがいはなに?
  3. 相鉄から乗り換えなしで都心まで行けるの?

相鉄直通線といえば、JRとの直通と加え2023年3月に東急線とも直通運転が開始されましたね!(参考:直通運転とは?

そこで、JR直通と東急線直通の2ルートをそれぞれ解説していきます!鉄道のことが全く分からなくても理解できる内容としています。

ぜひ、当記事を通して相鉄直通列車をマスターしてみてください!マスターできたことによって移動範囲がひろがり、お気に入りのお店や場所、観光スポットに出会う機会がふえますよ♪

 

当記事で分かること

この記事を読むことで分かることは、以下の3つです。

  1. JR直通と東急線直通のちがい。
  2. それぞれの行き先(JR直通なのか東急線直通なのか)。
  3. どの駅を経由するのか。

 

それぞれの経由駅

まずは、それぞれの直通ルートの経由駅を紹介します。図では知名度の高い駅や主要駅のみをのせています。

以下の写真は、相鉄線直通の全体図です。

相鉄路線図

JR直通

JR直通は以下の通りになっています。

JR直通線

このルートは武蔵小杉よりJR線に入り、東海道本線の貨物支線や埼京線、川越線を経由します。

川越~大宮は川越線、大宮~大崎(大崎は図では省略)は埼京線、大崎~武蔵小杉は貨物支線を走行する形となっています。

 

武蔵小杉~西大井間は最高速度120キロ

この線の見どころをご紹介します♪それは、武蔵小杉~西大井間における120キロ運転です。

西大井~武蔵小杉

奥は東海道新幹線の線路です。

この区間を走る列車(相鉄直通や横須賀線)は時速110~120キロで爆走します!

毎回120キロ出すわけではないですが、首都圏の列車のなかではトップクラスの速さです。おまけに、東海道新幹線との並走も見られるおすすめの区間になります♪

興味があればぜひチェックしてみてください。

 

東急線直通

東急JR直通線

 

日吉駅を経由する

東急線から相鉄線に直通列車は日吉駅からルートが変わります。

そこから新たに開通した東急新横浜線、新横浜~羽沢横浜国大間は相鉄新横浜線を経由し、いよいよ相鉄本線やいずみ野線へつながります。。

この2つの新横浜線は地下区間になるので、残念ながら車窓は楽しめません・・。

 

西谷駅は横浜駅方面と東急線方面の分岐点

西谷駅。こちらが相鉄線から東急線方面へ行く時の注意点になります。

なぜなら、新横浜方面(東急直通線)と相鉄本線の横浜方面の分岐点だからです。

仮に相鉄本線の横浜行きに乗ってしまったとしても、横浜駅で東急東横線に乗り換えられます。しかし、運賃は変わってしまうので頭に入れておいてください。

例えば、西谷駅から日吉駅までの運賃は、横浜駅で乗り換えた方が安いです。

 

新横浜へ行きたいのに乗り間違えてしまったら?

また、新横浜駅に行きたいのに相鉄本線横浜行きに乗ってしまったとしても、横浜駅でJRに乗り換えればカンタンにアクセスできます。

京浜東北線の東神奈川駅で横浜線に乗り換えるか、横浜駅で横浜線直通列車(八王子行きなど)を利用すればOK。横浜線直通列車の目印は黄緑色の車両です。

 

行先をマスターしよう

こちらはとても重要なポイントになります。なぜなら、乗り間違い防止に役立つからです。

たとえば、JR直通に乗りたいのにまちがえて東急線直通列車に乗ってしまったら、お金と時間がムダになってしまいますよね。

そうならないために、まずはそれぞれの行先を理解することを強くおススメします!とくに下り列車の関しては要注意です。

 

行先のバリエーションがとても多い

まずは現状をみていきます。相鉄線直通は行先の種類がとてつもなく多いんですね。

まずは1つ目。

羽沢横浜国大駅

この写真では一見ふつうな感じですが、右側の行先(川越市と西高島平)は直通運転が始まってから新たに運転されたものです。2つ目をみてみましょう。

西谷駅

右側は従来の起点の横浜駅方面にしぼられているので、まだ分かりやすいです。

問題は左側。新宿、和光市、西高島平とありますが、なんとJR直通と東急線直通が一緒になっています・・!

hikari
hikari

これは見極めがむずかしい・・。

何もわからない状態だったら目が回ってしまいます(笑)。

この場合新宿行はJR直通、和光市と西高島平行きは東急線直通となります。

直通運転が始まったことで、相鉄線から都心へアクセスする選択肢が3つある状態になりましたね。1つ目がJR直通、2つ目が東急線直通、3つ目が横浜駅で東海道線に乗り換えることです。

 

JRに直通する行先

まずはJRに直通する行先をみていきましょう。

下り列車の行先

JRに直通する行先。

  • 新宿(埼京線)
  • 池袋(埼京線)
  • 川越(埼京線・川越線)
  • 大宮(埼京線)
  • 赤羽(埼京線)

以上の5つだけになります。逆に言えば、それら以外の行先はすべて東急線直通になるので一気にモヤモヤがなくなったのではないでしょうか。

 

上り列車の行先

JRから相鉄直通における上り列車の行先は海老名のみです!相鉄本線を通ります。

相鉄いずみ野線の湘南台方面には行かないので、海老名だけをおさえていただければ問題ありません。

 

東急線に直通する行先

次に、東急線へ直通する行先を走行する路線とともにご紹介します!(羽沢横浜国大駅以北)

 

下り列車の行先

東急線へ直通する行先。

  • 新宿三丁目(東急東横線・地下鉄副都心線)
  • 赤羽岩淵(東急目黒線・地下鉄南北線)
  • 浦和美園(東急目黒線・地下鉄南北線・埼玉高速鉄道線)
  • 奥沢(東急目黒線)
  • 高島平・西高島平(東急目黒線・都営三田線)
  • 志木(東急東横線・地下鉄副都心線・東武東上線)
  • 渋谷(東急東横線)
  • 新横浜(相鉄新横浜線)
  • 森林公園(東急東横線・地下鉄副都心線・東武東上線)
  • 武蔵小杉(東急新横浜線・東急東横線)
  • 和光市(東急東横線・地下鉄副都心線・東武東上線)

 

東急とJRどちらでも川越へ行ける

面白い点は、川越市行きがあること。なぜなら、JR直通には川越行きがあるからです。

この2駅は東武東上線の駅でとなり同士になっています。ということは、川越駅に向かうなら東急線直通列車に乗ってもOKになるわけですね(笑)。

 

上り列車の行先

  • 湘南台(相鉄いずみ野線・相鉄本線・相鉄、東急新横浜線)
  • 海老名(相鉄本線・相鉄、東急新横浜線)
  • 新横浜(東急新横浜線)
  • 大和(相鉄本線・相鉄、東急新横浜線)
  • 西谷(相鉄本線・相鉄、東急新横浜線)

以上5つをおさえておけば、問題ありません。

 

まとめ

いかがでしょうか。相鉄線から都心へのアクセスと言うと、従来は横浜駅で東海道線などに乗り換えるのが主でした。

相鉄線は関東の大手私鉄の中で唯一、東京に線路が伸びていなかったのです。それがJRと東急線、2つの直通線が完成したことによって、相鉄線から行けるエリアが増えましたね♪

いやー、JRと東急線の両方へ乗り入れるなんて知ったときはビックリしました(笑)。正直、最初に開通したJR直通だけで充分な印象だったからです。

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