こんにちは、hikariです!(プロフィールはこちら)
今回は、横須賀線と総武快速線の直通運転の中身を分かりやすく解説していきます。(参考:直通運転とは?)
本編
この路線は神奈川から千葉への大動脈です。私鉄では、京急〜都営〜京成の直通が並走していますね。
この直通ルートは、上野東京ラインに負けないくらいの長距離を走っています!
総武快速線は以下の路線とも直通運転をしているからです。
- 総武本線(成東まで)
- 成田線(成田空港まで)
- 鹿島線(鹿島神宮まで。茨城県である)
- 外房線(上総一ノ宮まで)
- 内房線(君津まで)
神奈川県の久里浜駅から、上記の路線も合わせれると巨大な路線網が!(笑)。そのため、千葉方面にむかうなら行先と向かう路線をしっかり把握することが必要になります。
横須賀線
横須賀線は品川~大船でもそう案内されていますが、正式な区間は大船~久里浜間です!大船までは東海道線の別線路と貨物支線を通ります。
横須賀~久里浜間は単線
横須賀~久里浜間は単線なので、ほぼローカル線と同じ状態です・・。
その区間の最高速度は65キロで、一般道を走る車とほぼ同じです。車にしては速いけど、電車にしては遅い速度ではないでしょうか。
それでも、鎌倉や湘南地域への観光路線として機能しています。東海道線と並んで、神奈川県内の主要路線といえますね。
逗子・横須賀エリアでは京急線も通っています!便利なのは京急線の方で、本数や都心への速達性がバツグンです。
ドアカットに注意
この区間には田浦駅がありますが、この駅においてはドアカットが行われる点に注意です!
ドアカットは簡単にいえば、駅に到着しても一部のドアは開かない状態をいいます。
知らないと「駅に着いたのに降りられない!」という騒ぎになりかねません・・。
田浦駅ではホームのすぐ先にトンネルがあるため、長い編成の列車だとトンネルに入った状態で駅に停車することになるんですね(先頭車両側)。
ええ、けっして異常事態ではありません(笑)。むしろ鉄道ファンが食いつく要素です♪
新型車両の235系では、ドア上のディスプレイ(LCD)に開かないドアの位置が表示されるので、ぜひチェックしてみてください。
品川~横浜では東海道線とルートが違う
品川~横浜では東海道線でも移動できますが、それとは違う駅を経由するので注意ください。
東海道線はまっすぐ横浜に向かうに対し、横須賀線は武蔵小杉へ迂回してから向かいます。そのため、速く移動してい場合は東海道線の利用をおすすめします。
このようにルートが分かれていると余計に混乱してきますよね・・。まあ、千葉方面からずっと座っていきたい場合はぜんぜんアリですが。
総武快速線
総武快速線は、京葉線と並んで東京と千葉を結ぶ重要路線です。
市川~船橋間では最高時速120キロで走りますから、迫力のある走行音を楽しめますね♪他の区間は、だいたい100~110キロほどと記憶しています(錦糸町から津田沼まで乗った)。
なんちゃって快速・・?
この路線ではもやもやする現象が起こるのです。それは市川駅での特急通過待ちで、その間に各駅停車に抜かれてしまうことです。
そのせいで、先に市川を出発した各駅停車がそのまま船橋に到着するということがあるんですよね・・。
残念ながら「快速が時速120キロ出して挽回!」とはなりません。
わたしもこの現象に巻き込まれたのですが、当時は知らなかったので黄色い電車(各駅停車)を恨めしく見ているしかありませんでした(笑)。
よって、それに巻き込まれたくない場合は各駅停車に乗ることをおすすめします!
各駅停車の方が本数が多いので、「ホームに出たら電車が来てた」ってなる確率が高いですし、通過待ちもありません。
各駅停車とは錦糸町で分かれる
また、快速と各駅停車は錦糸町を境に向かうルートが変わります!
ごらんのとおり、各駅停車は新宿方面に進んでいますね。
そのため総武線快速は、速達性よりも主要駅のみの停車と混雑分散の役割がつよいとわたしは感じています。
その点、私鉄とは異なっていますね。各駅停車と速達列車が向かうルートが同じですので。
もちろん、千葉駅から新宿へ行くのに快速で錦糸町まで行き、各駅停車に乗り換えるという方法はありです!(快速は新宿へ行かない)
横須賀・総武快速線の停車駅
総武快速線の停車駅
通勤快速の停車駅(2022年のダイヤ改正で廃止された)。
- 東京(錦糸町まで各駅にとまる)
- 錦糸町(各駅停車と半蔵門線へ乗り換え)
- 船橋(東武野田線へ乗り換え。京成本線はすぐ近くの京成船橋へ)
- 千葉(総武本線・外房線・千葉都市モノレールへ乗り換え)
快速の停車駅。
- 東京(錦糸町まで各駅にとまる)
- 錦糸町
- 新小岩
- 市川
- 船橋
- 津田沼
- 稲毛
- 千葉
横須賀線の停車駅
- 東京
- 新橋(上野東京ライン・山手線・京浜東北線・地下鉄銀座線へ乗り換え)
- 品川(京急本線・新幹線・山手線・京浜東北線・上野東京ラインへ乗り換え)
品川~横浜の停車駅(東海道線や京浜東北線と経路が違う)。
- 西大井
- 武蔵小杉(東急東横線・相鉄方面・南武線へ乗り換え)
- 新川崎
- 横浜(京急本線・東急東横線・みなとみらい線・相鉄線・地下鉄ブルーラインへ乗り換え)
以降、東海道線の通過駅(保土ヶ谷など)も含め久里浜まで各駅にとまります。
まとめ
横須賀線と総武快速線の直通運転は、久里浜駅~千葉駅まで見ればけっして複雑ではありません。千葉駅から東までみるとややこしくなるので、行先にはお気をつけください!
長距離を走るぶん、遅延しやすい路線でもあります。とくに総武線側はとにかく多くて・・(笑)。