こんにちはhikariです。(プロフィールはこちら)
- 電車の直通運転ってなに?
- 直通運転のメリットとデメリットとは?
- 直通運転によってどこにつながっているの?
以上の3つの疑問を解決する記事をつくりました!
直通運転は、東京では当たり前のように行われています。
例えば地下鉄なら、以下の路線以外はすべて他社線と直通運転を行っているんですね。
- 東京メトロ銀座線
- 東京メトロ丸の内線
- 都営大江戸線
なので、この記事では直通運転の意味と実施路線一つ紹介します。
記事の最後には、JRと地下鉄〜私鉄の直通運転についての記事へのリンクを貼ってあります。
はじめに
東京の鉄道網は非常に複雑でわかりにくいですよね。
特に地下鉄は、絡まったパスタのごとく地下で交差し、四方八方に線路が伸びています。
わたしの場合、今は路線網が頭に入っていますが、初めて電車で東京に行った時は乗り換えるたびに駅員さんに聞いていました(笑)。
そんな状態でも、直通運転をしている路線をマスターすれば、東京の複雑な鉄道網に十分対応できるようになります。
例えば、「この路線とあの路線はつながっているから、渋谷に行けるね」というようなことです。
ぜひこの機会に覚えてみてください。
直通運転とは?
直通運転とは、ある駅を境に他社路線or自社の別路線に乗り入れることをいいます。
簡単にいえば、他社路線同士がつながっているとすれば分かりやすいでしょうか。
それによって東武線内なのに、他社の車両(東京メトロなど)が走っているというような現象が起きているのです。
例えば、わたしがよく利用する東武スカイツリーラインは、以下の4路線と直通運転を行っています。
- 東京メトロ日比谷線
- 半蔵門線
- 東武日光線(東武動物公園から南栗橋まで)
- 東急田園都市線
下の写真をみてください。
北千住からは日比谷線、押上からは半蔵門線、さらに渋谷から東急田園都市線にも直通しています。
つまり、直通運転によって東武線内から東急線内まで1本で行けてしまう状態になっているのです!
この図ではある駅を境に路線カラーが変わっているので、直通運転だと分かりやすい作りになっていますね。
そして、この3社の車両が東武ー東京メトロ―東急を通っているので、相互直通運転となります。これは、各駅停車が直通する日比谷線も同じです。
こんな現象も起こります
こちらは、豆知識として読んでみてください。
直通運転によって、他社の車両しか見かけないということが起こっている路線が存在しています。
それが、東武スカイツリーラインです。
特に日中の時間帯に乗れるのはほとんど東京メトロと東急の車両となっています。(久喜and南栗橋~東武動物公園~北千住の場合)。
一方、東武の車両は3種類しか見られません!(50050系、70000系、70090系)
「あれ、ここは東武線だよな?占領されたのか?」と思ったほどです(笑)。
直通運転のことを知らなかった時は、「え、どうなってるの??」とモヤモヤしていました。
自社線の別路線へ直通
一方、「自社の別路線に乗り入れる」ことの例として、上野東京ラインが挙げられます。
写真は上野東京ラインの車両です。実車の写真がないので、模型で代用させていただきます。
これは、2015年から東海道線と東北本線(宇都宮線)が上野東京ラインを通って、相互直通運転を行っています。
それまでは東海道線は東京、宇都宮線は上野どまりでした。
ちなみに常磐線の列車も、上野東京ラインを通って東海道線の品川まで直通運転を行っています(東海道線・宇都宮線の列車は常磐線に直通しない)。
直通運転は、他社線同士だけでなく自社線同士でも行われているということがお分かりになったでしょうか。
直通運転のメリット
乗り換えなしで長距離を移動できる
乗り換えなしで移動できることが、直通運転の最大のメリットです。
直通運転により、ひたすら同じ車両に乗っているだけで他社線の目的地にたどり着くことができます。
乗り換えって面倒くさいですよね。改札出て通路を通るだけの場合もあれば、地上から地下深いホームをめざす場合だってあります(京葉線の東京駅など)。
そういう手間を省けるようになったのは、技術が進歩していると言っても過言ではありませんね!
1つの路線で様々な車両を見ることができる
直通運転を行っている路線は、車両のバラエティーあふれています。これって結構楽しいことなんですよね。
具体的には、以下のことが楽しめます。
- ドア開閉音(ドアチャイムと呼ばれています)
- それぞれの車両デザインと内装
- 走行音(とくに発車時の音)
それぞれ違った特徴のある車両がたくさん見れると、「今回は何がくるかな?」とガチャ感覚で楽しむことができそうですね♪
ちなみに車両バラエティが特に豊富な路線は、東京メトロ副都心線と都営浅草線です!
直通運転のデメリット
遅延しやすい
混雑や人身事故の多い路線と直通していれば、その分遅延がおこる確率が高まります。
これは困りますね・・。
人によっては「なんで○○線の遅延が、遠く離れたこっちにまで影響しているんだ!」とイライラしてしまうのではないでしょうか。
例えば、上野東京ラインによって直通するようになった宇都宮線と東海道線は、遅延が非常に多いです。
1週間の中で遅延しない日はほぼないと言っても過言ではありません。
その要因として、人身事故やトラブルの安全確認が挙げられます。
よって、いつ遅延が起きてもいいように乗る電車を何本か早めて行動するといいかもしれません!
わたしはよくそれを実践しています。余裕をもって行動すると、安心して移動ができますからね。
座りにくい
直通運転の場合、直通先からの乗っている乗客もいますので、時間帯によっては高確率で座席が埋まっています。
始発駅から乗れれば確実に座れますが、途中駅から乗るとなるとなかなか座れません。
遠距離乗車の多い急行や快速だとなおさらです。
わたしの経験上、新越谷から急行に乗ったときはたいてい座れませんでした(15時ごろの東武スカイツリーライン)。
しかし、どの路線も各駅停車なら短距離乗車がほとんどなので、座席は空きやすいですよ♪
寝過ごしたら大変
直通運転をしていれば、片道の運転距離はかなり長いです。
なので、帰りの電車で、疲れてねそうになっていたら要注意です!
「目が覚めたら田舎の区間を走っていた」というケースがあるんですね。実際にわたしはそういう経験があります。
大手町からの帰りで、東武スカイツリーライン直通の半蔵門線に乗りました。その時はかなり疲れていたので、座ってから5分で深い眠りについてしまったんですね。
その後、「目が覚めたら南栗橋だった!」とあわてたことがあるんです(笑)。
南栗橋は、田園地帯をとおった所にあり、駅前にはこれといった施設がない場所ですからね。
終電までに家に到着しましたが、長距離列車の恐ろしさを体験できました。なので、こんなことにならないよう気を付けてくださいね!
私鉄編とJR編の記事
本記事では、直通運転の意味とそのメリット・デメリットについて述べました。
意味を理解したあと、実際にどの路線が直通運転をしているのかを理解していただきたいので、私鉄編とJR編に分けて記事をのせます!
私鉄編はこちら(地下鉄と大手私鉄の直通運転)。
JR編はこちら(首都圏JRの直通運転)。
その両方を理解できたら、東京の鉄道はバッチリです!デートや友達と遊びに行く時に役立ててみてください。
気になるカフェやお店、観光スポットへ迷うことなくスラスラ向かっていく姿はかっこいいですね。
今回は以上になります。ありがとうございました。