【種別の多い路線】中央線快速の停車駅はこれでバッチリ!種別ごとに解説しました。

鉄道

こんにちは、hikariです!(プロフィールはこちら)

今回は、4種類ある中央線快速の停車駅について解説していきます。その種別とは、快速・中央特快・青梅特快・通勤快速です!

多いな!と感じたでしょうか。この路線の停車駅を覚えることは難しい事ではありません。しかし、クセのある部分(のちに解説します)もあるので、あわせて頭に入れてもらえたらなと。

この記事を読むことでそれぞれの停車駅が分かり、乗り間違えゼロや最速で目的の駅へのアクセスが実現できます!

この記事で分かること

この記事で分かることは以下の4つです。

  • それぞれの種別の停車駅
  • 乗り換えられる路線
  • 種別の特徴
  • 利用時における注意点

 

快速

まずは快速、いちばん本数の多い種別です。前述の「クセのある部分」とは、この快速の停車駅にあります。

また、中央線快速といえばこのオレンジの車両が目印になります(e233系0番台)。

中央線e233系

 

停車駅

  • 東京(新幹線・山手線・京浜東北線・上野東京ライン・横須賀総武快速線・京葉線・地下鉄丸ノ内線は乗り換え)
  • 神田(山手線・京浜東北線・地下鉄銀座線)
  • 御茶ノ水(中央総武線各駅停車・地下鉄丸ノ内線)
  • 四ツ谷(中央総武線各駅停車・地下鉄丸ノ内線・地下鉄南北線)
  • 新宿(中央総武線各駅停車・埼京線・湘南新宿ライン・山手線・京王線・小田急小田原線・地下鉄丸ノ内線・都営新宿線・都営大江戸線)
  • 中野(中央総武線各駅停車・地下鉄東西線)
  • 高円寺(土休日は通過する
  • 阿佐ヶ谷(土休日は通過する
  • 西荻窪(土休日は通過する

吉祥寺以降は各駅に止まります。さて、停車駅一覧を見て「ナニソレ!?」と思った部分はありましたでしょうか

そのことについて、次の見出しで見ていきましょう!

 

高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪駅は土日祝には通過する

「快速」は高円寺駅と阿佐ヶ谷駅、西荻窪駅を平日は停車し、土日祝日は通過する。これが中央線快速をややこしくしているポイントになります!

この3駅は杉並三駅と呼ばれていて、自治体の反対にあったすえ、現在の停車パターンになったんですね(以降、杉並三駅と表現します)。

くわしく言うと、国鉄(昔のJR)は高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪・吉祥寺の5駅を通過させようとしていました。

それが自治体の反対にあって、乗り換え路線のある荻窪駅と吉祥寺駅はすべて停車

残る3駅はどうするかというと、「平日だけ停車させよう」という結論になったわけです。これにより、平日は中野駅以西は各駅停車になります。

hikari
hikari

「あれ、快速はこれしか通過しないの?なんか少なくない?」

と感じることもあると思います。曜日によって、停車駅が変わる路線というのはおそらくココだけではないでしょうか。

乗車したときに混乱しないよう、ぜひ覚えてみてください。

 

停車駅が多いワケ

「この列車、快速の割にはあまり通過しなくない?」と感じたでしょうか。平日は中野駅までしか通過しませんからね‥。

中野駅までしか通過しない理由(土日は除く)ですが、そのひみつは各駅停車に隠されているんですね。あの黄色い電車です!

それは、各駅停車が中野行きと三鷹行きしかないからです(2024年現在)。それまでは武蔵小金井行きなどがありましたが、ダイヤ改正で廃止されました。

この各駅停車は、千葉方面の総武線各駅停車と一体化されています(中央・総武緩行線)。よって、この快速はその各駅停車を補う役割があるということですね!

 

中央特快

停車駅

  • 東京
  • 神田
  • 御茶ノ水
  • 四ツ谷
  • 新宿
  • 中野
  • 三鷹(中央総武線各駅停車)
  • 国分寺(西武国分寺線・多摩湖線)
  • 立川(南武線・多摩都市モノレール)

立川以降は各駅停車です。

快速が各駅に止まる中野~立川間を通過します。

 

京王線の特急と競合する

京王線の特急はご存じでしょうか。追加料金不要の速達列車ですね。京王線も中央線と同じく、新宿から八王子(京王八王子)を結んでいます!

この中央特快は、並走する京王線特急と競うために設定されました。

中央特快

さて、この両列車はどちらが速いかというと、基本的には中央特快の方が速いです。いっぽう、運賃は京王線が安い

新宿から八王子(京王線は京王八王子)で比べると所要時間は約5分、運賃は90円(2024年現在)の差があります。

高架線を快走する中央線快速と住宅街をクネクネ通る京王線、どちらを選びますか?

 

一部列車は富士急行線に乗り入れる(通勤快速も)

本数は少ないながらも、中央特快の一部列車は富士急行線に直通運転を行います(参考:直通運転とは?)。

富士急行線は山梨県を走る地方鉄道ですが、そこに都内を走るオレンジ色の通勤電車が見られるので、ミスマッチで面白いものです。

まさか、東京駅から1本で「富士急ハイランド」まで行けるなんてビックリですね!ぜひ、知識として覚えていただけたらと思います♪

 

hikari
hikari

ただし、所要時間は約3時間・・。

同じ列車に乗り続けられるでしょうか。

 

青梅特快

停車駅

  • 東京
  • 四ツ谷
  • 新宿
  • 中野
  • 三鷹
  • 国分寺
  • 立川

東京~立川間で通過運転をおこない、停車駅は中央特快と同じです。立川より、中央線の支線である青梅線に入ります。

 

中央特快と青梅特快の区別

通過する東京~立川間の停車駅は中央特快とおなじですが、どう区別すればよいのでしょうか。

それは、立川駅からのルートの違いであると解釈すればよいです。中央特快は、高尾や山梨県の大月方面に向かいます。

一方、青梅特快は青梅線方面(奥多摩・福生・青梅など)になります。多摩地域西部と東京の山奥に向かう路線と表現すれば覚えやすいでしょうか。

青梅線は奥多摩に近づくにつれて、東京駅から来たとは思えないほどの山岳路線に変貌します!

しかしながら、2023年3月のダイヤ改正において青梅止まりが中心となりました。

 

通勤快速

停車駅

  • 東京
  • 神田
  • 御茶ノ水
  • 四ツ谷
  • 新宿
  • 中野
  • 荻窪
  • 吉祥寺
  • 三鷹
  • 国分寺
  • 立川

立川以降は各駅停車です。

 

運行時間が限られている

通勤快速は運行時間に特徴があることを、ぜひ覚えていただけたらと思います。

それが、「平日の17時~21時の下り列車のみ」であること。この時間帯のおおくを占める快速の停車駅は、前述のとおり多めです。

「平日は中野駅以西は各駅に止まる」ということでした。杉並三駅に停車するからです。

よって、その時間帯に速く立川方面へ移動したいときはこの通勤快速にのる必要があるのです。

hikari
hikari

乗り遅れたとしても、中央線は夜間でも本数が多いのでありがたいですね!

 

まとめ

以上4つの種別を解説しました。

いかがでしょうか。停車駅をつかむことで、中央線快速の「複雑なイメージ」はなんとなく薄れたのではないでしょうか。

停車駅を丸暗記する必要はありません。

まずは、目的の駅に停車するのはどの種別かをつかむのがベストです。例えば、阿佐ヶ谷駅をよく利用する場合は、「とまるのは平日の快速だけだ」と認識するようなこと。

利用する駅が増えていくつれて、停車する種別もおさえていけば中央線快速をスマートに使いこなすことができます!

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